Vol.3 生産篇 SHOEIの匠の技の結晶 SHOEI茨城工場

手作業の多さ。熟練の技が生み出す珠玉のヘルメット。

生産部門はその名の通り、まさにプレミアムヘルメットを生み出す現場です。基幹部品を含めて極めて内製化が進んでいるので、まさに「ヘルメットができるまで」を目で確認することができる生産体制となっています。SHOEIには「茨城」、「岩手」の2つの工場がありますが、両工場は生産、検査、実験など全て同じ環境を所持。好事例やノウハウの共有などはもちろん、いい意味での競争、切磋琢磨を行っています。

SHOEIのヘルメットは、シェルと呼ばれる外殻に特殊有機繊維やガラス繊維、熱硬化性樹脂を主要素材とするFRP(繊維強化プラスチック)製品です。その生産には手作業の工程も多く長年にわたり培われた熟練の技が必要であり、「クラフトマンシップ」がそこかしこに息づいています。品質管理部門とも密に連携し、シェルの生産はもちろん、塗装、組み立てまで全て「目が届きわたる」社内一貫生産とすることで、高い品質維持や向上が可能となっています。SHOEIのヘルメット、その1つ1つは職人たちによる強いこだわりの「結晶」であると自負しています。

「匠の技」を共有。多能工が支え続ける高品質。

数多くの手作業や特殊能力を必要とする生産工程。ヘルメット表面の美しいグラフィックデザインもその1つです。他業種を参考にヘルメット業界ではSHOEIが初めて「熱転写フィルム」方式を確立。ディテールまで多彩な表現が可能となったデザインは、「アートの領域」との声をいただくなど、世界のライダーたちからも高い評価を得ています。

SHOEIの特徴でもあり、さまざまな生産工程で見られる「熟練の技」とは、本来継承が難しく、一般的には量産化の障壁となるケースもあるかも知れません。しかしSHOEIの生産部門は出来る限り情報やノウハウの共有を徹底。独自の生産技術や生産工具・機械などにより「匠の技」の標準化が進んでいます。同時にオールラウンドプレーヤーである「多能工」育成にも尽力し、お客様の求める高い品質維持に努めています。

熟練技と先進の生産システムの融合。究極のヘルメットづくりへの終わりなき挑戦。

SHOEIは素材調達の面でも、「糸1本」にもこだわりたい、という強い想いがあります。高い次元での品質に応えるために、すべて信頼性の高い「日本製の素材」にこだわり使用をしています。また、業界で唯一先進の生産システム(ジャストインタイム/トヨタ生産方式)を取り入れ、熟練の技術を最大限に活かすカタチで融合。すべての生産プロセスの合理化を追求し、皆さまに常に付加価値のある高品質な製品の提供を継続して行える体制を整えています。

ヘルメットの究極の姿、究極の世界観とは「被っていないこと」状態なのかも知れませんが、安全性を確保する製品である以上、理想的ではありますが非現実的なことかと思います。しかしSHOEIは、その「被る」ことで感じる「暑さ」や「重さ」、「被り心地」といった部分での不快感の低減を徹底して追及し、究極のヘルメット=「被っていないこと」にどこまで迫ることができるのか、そんな夢のある提案を今後も継続していく所存です。

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